屋根の葺き替え工事は下準備が大切です

こんにちは。悪徳屋根業者は許さない! 「伝統を守る老舗瓦屋4代目」の渡邊です。
先週末の大寒波で冷え冷えですね。大阪は全く雪が降らず被害は全くなかったものの、寒さに弱い私はすこし風邪気味です。

修繕の寅さんWEBから問い合わせを頂いたお客様の工事が開始しましたので、随時ご紹介させて頂きます(^^)/

御契約後は工事前の下準備が大切なのです

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工事行程(案)の提示と合意

工事はお施主様と元請工事店と下請工事店の3社が関わりを持ちます。
元請工事店は私の会社です。下請工事店は屋根以外の業者のことで、例えば足場屋さんや大工さん、防水屋さんや塗装屋さんのことです。
当然ながらお施主様の御都合があります。この日は法事があるから避けてほしいとか、この日までには完了してほしいとか、すぐに工事してほしいとか。
元請工事店や下請工事店にも都合があります。限られた職人の数で経営していますので、先約が詰まっていてこの日からしかスタートできないとか。会社行事でこの日は休みにさせて頂きたいとか。材料が入ってくるのに時間がかかるとか。

なので、必ず工程表を提出し合意を頂くことが大切です。
(1日で終わるような修繕工事の場合は口頭の時もあります。)

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ご近隣様へのご挨拶

屋根の葺き替え工事は古瓦をめくる時にどうしても土ホコリが立ってしまい、風が強いとメッシュシートを超えてしまうことがあります。また材料の運搬トラックが行き来し御迷惑をお掛けします。

なので、ご近隣様へご挨拶を行い、ご理解頂くことが大切です。

写真 2016-01-26 13 09 16

入念な下見とお打合せ

足場を設置する予定の箇所にモノが置かれていないか。
お施主様がどこに洗濯物を干して、どこにゴミ出しをするのか。
車、バイク、自転車はどこに置かれているか。
材料・資材はどこに仮置きするのか。
これらの下見を怠ると工事がうまく進まずに御迷惑をお掛けすることになります。

なので、入念な下見を行い、お打合せをすることが大切です。

次回は足場組、養生についてご紹介します^^

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渡邊智仁

渡邊智仁

代表取締役社長瓦寅工業㈱ 修繕の寅さん
私は昭和56年生まれの酉年で大阪生野の創業100年老舗瓦屋に生まれ育ちました。ずっと大阪にいる生粋の大阪人です。
関西大学卒業後は、瓦ではなくSIに興味を持ち㈱大塚商会のシステム販売営業マンとして7年間頑張りました。が、そろそろ親孝行をしようと思い始め、30歳を契機に瓦業界に飛び込みました。血筋のせいかすぐに瓦業界にも馴染み、営業と現場管理を経験し、今は経営に携わっています。
100年間、まじめにコツコツと建築に携わってきた【経験・知識・実績】で皆様方の大事な家を守っていきたいと思います。
≪保有資格≫1級かわらぶき技能士・瓦屋根工事技士・瓦屋根診断技士・遮熱施工管理士・一般建築物石綿含有建材調査者

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