ダマされない見積書の見分け方を大公開≪屋根編≫

悪徳リフォーム業者は許さない!修繕の寅さんby瓦寅工業㈱の渡邊です。

屋根って当然ながらたか~い場所にあるものなので、施主様が自分で屋根に上がってメンテナンスってできないですよね。だから、メンテナンス・修繕を専門業者にお願いするわけですが、施主様からは見えないのをいいことに、やりたい放題する悪徳リフォーム会社が山ほど存在するようです。なので、ダマされない為の見分け方(見積書編)を100年間屋根工事を行っている瓦寅工業㈱が公開しちゃいます。

まずは明細をチェック

悪徳さんの代表的なダメ工事明細は「ラバーロック工法」というモノ。

どのような工法かというと瓦がズレないようにシーリング材で瓦同士を接着しちゃうという工法です。専門屋根業者では絶対に行わない工法です。瓦のズレを直してから桟山だけに接着するならまだしも、瓦がズレたままでこれでもかって程、瓦の重なり部にベタっと塗られたら最悪です。

なぜダメなの?

1.シーリングは耐久年数が短いものです。だから少しでもシーリングに切れ目が入るとそこから水が浸入し、シーリングのせいで瓦下に水が溜まり、屋内に漏水します。

2.瓦の隙間を埋めるということは、小屋裏の空気の逃げ道が無くなり、湿気が室内にこもってしまいます。すると屋根下地の劣化を早めたり、最悪の場合腐らせてしまいます。

3.また雨漏れが起こった時にラバーロックされていると、適正な補修が出来なくなったり、雨漏れの原因がつかめなくなります。すると、瓦自体はしっかりしているのに全面葺き替えを余儀なくされる場合があります。補修工事のせいで屋根・建物をダメにしてしまうってことです。

次に数量(面積・長さ)をチェック

見積明細の数量が実際の数量より多い場合があります。部屋面積って簡単に求めることができますが、屋根は軒・袖の出があったり、勾配がついているので水平の長さと屋根面の長さが違ったり、上下に重なりあったりと非常に計算が難しい箇所です。なので、見積書の数量を割り増しして提出する業者がいるようです。

怪しいと感じたら屋根伏図を提出してもらいましょう。

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渡邊智仁

代表取締役社長瓦寅工業㈱ 修繕の寅さん
瓦寅工業株式会社は大正5年創業の100年企業です。社寺仏閣から戸建住宅まで幅広く、屋根工事専門店として施工させて頂いております。 その中でも「修繕の寅さん」は一般住宅の屋根修理、葺き替え、リフォームに特化した店舗です。屋根のトラブル問い合わせは屋根一筋100年、屋根のプロである修繕の寅さんに御一報下さい。 100年培った「知識、経験、技術」で工事させて頂きます。 【本社】大阪市生野区林寺1-5-14 【堺ショールーム】堺市中区大野芝町225-3 ≪保有資格≫1級かわらぶき技能士・瓦屋根工事技士・瓦屋根診断技士・遮熱施工管理士・一般建築物石綿含有建材調査者

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