こんにちは修繕の寅さんの南 力也です。
今回は棟の熨斗勾配が緩いために起こってしまった雨漏れ事例の紹介です。隅棟2段、陸棟3段と一般家庭によくある棟積みになります。
目次
熨斗の勾配が緩いとどうなる?
下図のように勾配が緩いと雨漏れに繋がります。そして熨斗が2段になる事で、雨水をより侵入させてしまう恐れがあるので、熨斗の勾配をきちっと取る事によって、雨漏れも防げます。
・悪い積み方
・良い積み方
棟に雨水が入っている状況
熨斗瓦から雨水が台土まで伝い、乾いていない状況です。良い天気が続いていても、乾いてはいなかったです。放っておくと雨水が全体に広がり、建物全体の劣化を早める事になりますので、早急に対策が必要になってきます。
2つの施工事例
その① 棟の積み直しを行う
棟の積み直しとは・・・既存の棟をバラシ、再度棟積みを行う。今回のように熨斗の勾配が原因で雨漏れしている場合は、一般的には、見た目が変わらない積み直しを行う事が多いです。もちろん再度棟積みでは熨斗の勾配を気にしながら施工していきます。
その② 熨斗瓦を積まずに7寸丸で納める
7寸丸で納めるとは・・・既存の棟をバラシ、熨斗瓦を積まずに7寸丸を伏せていく。既存の見た目とは異なりますが、簡易的に納める事ができる方法になります。
まとめ・お問い合わせ
今回のように熨斗の勾配が取れいなくて、雨漏れしているケースはよくあります。気になる方はぜひ一度ご相談下さい。
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