生野ものづくり百景の取材を受けて思うこと

生野区ではものづくり百景というプロジェクトがあります。生野区役所の地域まちづくり課というところがやられていて、生野区に籍を置くものづくりをしている企業を取材して紹介していくというものです。

どうやら生野区には2300社程の製造業があり、市内24区の中でNO.1。ものづくりの町らしいのです。

汚れが驚くほど落ちるウタマロ石鹸を作っている東邦さんや、美容師なら誰もが知っているハサミの濵口鋏製作所さんなどなど、独自の技術で活躍されている企業さんばかりなんです。企業紹介はコチラ→http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu010/digitalbook/ikuno/monodukuri_h28/

そんな生野ものづくり百景にうちの会社も是非とお声掛け頂き、取材に来てくださいました。

ファイル 2017-03-13 23 00 39

取材でのやり取りって振り返るにはいいモノです

うちは製造業ではなく、建設業です。ものづくりとは少し違うのですが、どうやら私が過去に大口を叩いていたようなんです。

「うちは瓦は作っていませんが、日本の景観を創っているので、ある意味ものづくりです。」

って、言ってたみたい…はずかしいーーー。

でも、そのおかげで担当の武田さんが覚えてくれてて、今回に至ったわけなので大口もたまには功を奏すなと思っています(笑)

ライターの方から会社経歴や、仕事内容、自社の強みなどなど約1時間に渡り質疑応答を行いました。ほとんどの回答は社長にお願いして私は横で最高の相づちを打つ係を全うしたのですが、そのやりとりの中で印象深かったものを紹介します。

 

「会社がここまで成長したのはなぜだと思いますか?」

この質問に対して、社長の回答は「元々は瓦しかありませんでした。化粧スレートという新しい屋根材が世に出た時に、他の瓦屋はその屋根材を扱うことを拒絶したんですね。でも、うちの前社長(2代目渡邊益美)は積極的に扱うようにしたのがよかったんです。」という話がありました。

これは深いなぁーって思いました。

おそらく前社長は瓦の仕事に対してプライドを持っていたと思います。スレートを扱うことも初めは嫌だったんじゃないかな。瓦屋根が減るから。

でも、この考えってすっごく利己的です。消費者側に寄り添っていない。瓦がいいかスレートがいいかは消費者が決めることです。消費者の選択肢を増やしてあげるという意味では取り扱うことが正解だったと思います。

結果的に今では一般住宅ではスレートが爆発的に普及しました。スレートなんてって言っていた業者も今では扱いをしています。それでも拒み続けた会社は多く廃業になりました。

前社長から得た教訓は2つ

①利他的であること
②時代の変化に一早く順応すること

現在の建設業界の国内市場は良くなることは無いと言われています。

そんな過酷な状況の中で、私にとって会社にとって大切なことは上記2点ではないでしょうか。

以上

The following two tabs change content below.
渡邊智仁

渡邊智仁

代表取締役社長瓦寅工業㈱ 修繕の寅さん
私は昭和56年生まれの酉年で大阪生野の創業100年老舗瓦屋に生まれ育ちました。ずっと大阪にいる生粋の大阪人です。
関西大学卒業後は、瓦ではなくSIに興味を持ち㈱大塚商会のシステム販売営業マンとして7年間頑張りました。が、そろそろ親孝行をしようと思い始め、30歳を契機に瓦業界に飛び込みました。血筋のせいかすぐに瓦業界にも馴染み、営業と現場管理を経験し、今は経営に携わっています。
100年間、まじめにコツコツと建築に携わってきた【経験・知識・実績】で皆様方の大事な家を守っていきたいと思います。
≪保有資格≫1級かわらぶき技能士・瓦屋根工事技士・瓦屋根診断技士・遮熱施工管理士・一般建築物石綿含有建材調査者

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket