建設業は人不足がハンパないって言うけれど、解決法は至ってシンプルかもしれない

建設業は人不足が慢性化しているっていうのは有名なお話です。
まだ総合建築業を営んでいるところはマシなようですが、我々専門業者はかなり人不足がヒドイんです。特に屋根、左官は壊滅状態って聞きます。技術習得に時間がかかって中々独り立ちできないからとかどうとか。

うちでもそうです。社員の高齢化は進んでしまい、次の世代の確保が全く進んでいない状態。

それでも縁あって一昨年、去年と一人づつ20代が入社してくれたけど、正直なところあと3人ぐらい20代、10代がいてほしいと思ってます。

なぜ若者は建設業で働きたくないのか

一般的には3Kって言われてて、

 ・きつい
 ・きたない
 ・きけん

コレが理由です。

「いや、そんなこと無いよ!」って完全否定できないのが現実です。

たしかに瓦工事はきついです。
夏は暑いし、冬は寒い。雨が降れば休みになっちゃうから給料も安定しない。瓦は重たいし、作業は腰が痛くなる。

たしかに瓦工事はきたないです。
瓦を現場で加工することがあって、瓦の粉まみれになります。リフォーム現場では土ホコリで真っ黒になる。

たしかに瓦工事はきけんです。
だって屋根の上だから。足場とか安全対策はしてるけど、完璧とはいえないし、落ちたら100%怪我します。

これだけ聞いたらしんどいかな…

でも、どんな職業でもしんどいことはあると思う

私は前職サラリーマンでした。㈱大塚商会という東証1部上場の会社でシステム販売営業をしていました。

格好はスーツでバシッと決めて、綺麗なオフィスが勤務場所。デスクトップPCとノートPCが1人1台づつ与えられて、いかにもビジネスマンって感じ。給料はもちろん固定給で賞与は夏・冬2回。販売するモノもITだからとってもシュッとしてるでしょ。ITで社長のお困りを解決します!的な。

コレだけ聞いたら3Kは嫌だって人からするとすっごい理想の会社です。誰もが働きたくなるような。

でも、でもですよ、

入社3年で同期の1/3しか残らなかった。

とってもいい会社なはずなのに。

なんでだろう?3Kじゃないのに

営業なので、当然ノルマがあります。それも単月で受注、売上のノルマがあります。達成できれば天国、できなければ…って世界です。当たり前です。
だからコンスタントに売ることができた営業はドンドン昇給・昇格するけど、売ることができなかった営業は辞めていきます。

辞めていく営業はみんな揃って「思ってたのと違った。むいてなかった」って口にします。

多分ITってこれから伸びるだろうから入社したいとか
ITってかっこいいから携わりたいとか

そんな理由で会社を選んだ人がほとんどだと思います。私もその一人です。確か高校生の時になんかの映画でハッカーがあらゆる情報を入手して世界を手玉にとる的なヤツをみてITに興味を持った気がする。

そんな上辺だけのなんとなくで会社を選んだ人が多いんじゃないかな?

ビシッとスーツを着たバリバリできるビジネスマンがかっこいいとかね。

でも、実際はとっても泥臭い。

まず話を聞いてもらう為に何千社とテレアポするし、数字が厳しい時はピンポン突撃営業だってする。システムエラーでめっちゃ怒られたり、お客様のデータ消しちゃったり。精神病になるんじゃないかってぐらい大変を経験している。

そんな大変なことがあってもやりがいがある!楽しい!成長できる!と感じれる仕事かどうか。そんなことやってみないとわかりません。むいてるかどうかなんてやってみないとわかりません。もしかするとすっごい楽しいかもしれないし、思ってたのと違うかもしれない。

大事なことは建設業に携わりたいと思ってもらえるか

まずは建設業に興味を持ってもらうことが大事だと思う。

スタートを切ってもらえないとどうしようもない。3Kぐらいで選択肢から外れていては手の打ちようがない。マイナスのイメージを払拭することに力を入れるぐらいなら、プラスのイメージをたくさん持ってもらった方がよっぽどいいと思う。

3Kは揺るぎない事実。それをわかった上で、

この会社ならどんな経験ができるかな?
この会社ならどんな楽しいことがあるかな?
この会社ならどう自己成長することができるかな?

って言っても、うちの会社はとっても小さな会社なので、建設業のイメージを変えるんだ!なんて口が裂けても言えません。

でも、自分の会社ぐらい好きなようにできる。
学生さんをワクワクさせる会社にすることはできるはず。

そのためには会社にいる人たちがまず楽しまないと!自ら楽しもうと思うことが大事だと思います。仕事を楽しんでもいいわけで。

いつも楽しんでる社長。
そんな社長についていく楽しんでる社員。
そんな社員を見ていい会社だなって感じる学生。

そんな感じです。

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渡邊智仁

渡邊智仁

代表取締役社長瓦寅工業㈱ 修繕の寅さん
私は昭和56年生まれの酉年で大阪生野の創業100年老舗瓦屋に生まれ育ちました。ずっと大阪にいる生粋の大阪人です。
関西大学卒業後は、瓦ではなくSIに興味を持ち㈱大塚商会のシステム販売営業マンとして7年間頑張りました。が、そろそろ親孝行をしようと思い始め、30歳を契機に瓦業界に飛び込みました。血筋のせいかすぐに瓦業界にも馴染み、営業と現場管理を経験し、今は経営に携わっています。
100年間、まじめにコツコツと建築に携わってきた【経験・知識・実績】で皆様方の大事な家を守っていきたいと思います。
≪保有資格≫1級かわらぶき技能士・瓦屋根工事技士・瓦屋根診断技士・遮熱施工管理士・一般建築物石綿含有建材調査者

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