今までのビジネスモデルは崩壊寸前であることを認識しないとやばい

先日に大阪エクスマセミナーを受講してきました。
エクスマ藤村先生のお話の中で感慨深かったものが以下の3点

AI・ロボット・IoTなどの技術革新
コダックと富士フィルム
amazon go

ココではこのことには書きません。ツイッターで #エクスマセミナー と検索すればセミナー内容はわかります。

エクスマセミナーの翌日に東京で屋根業界の会議があったのですが、そこでは坪井会長からの冒頭挨拶で業界の危機について話がありました。

藤村先生の話と業界のことを結びつけて考えてみました。そんなブログです。

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今までのビジネスモデルは崩壊寸前

多くの専門業者いわゆる下請業者は大手ハウスメーカーや大手ビルダーからそれぞれの専門分野の仕事を発注頂いています。決して大きな利益が生まれるわけではないが、安定した仕事量が確保できる。それで長年やってきた。

これって安定した建設需要があったから成り立っていたことです。でも、その根底が崩れ始めている。原因は人口減少、所得減少、居住への考えが変わった、などがあげられます。このことは数年前から言われていたことですが、なんとか仕事量は確保できていました。でも、今年に入ってからは違います。ついに恐れていたことが来たなって感じです。

屋根屋さんは毎年3月頃は暇なんですが、例年よりも暇になる時期が早かったのです。2月末ぐらいから徐々に暇になりだして、気付けば3月はすっからかんな状態。うちだけではなく、他の屋根屋に聞いても、瓦メーカーに聞いても、運搬業者に聞いても回答は同じ。前年比2割減程度。

理由はとってもシンプル。新築工事が減っているから。

前述したように人口減少の傾向にある上に、平均所得が減少していて、居住の考え方、働き方が変わりつつある今、新築戸建住宅を購入したいと思う消費者層が絶対的に減少しているのです。

建築需要が減少しているので、当然ながら建設会社は受注ができない。見込み絶対数が落ちているんだからしょうがないですよね。

今まで安定した収入を確保できるビジネスモデルが崩れ始めている。

我々からすれば既存客は大手ハウスメーカーでした。営業スタイルはルート。お客様を怒らせないように大事に大事にお付き合いをしていた。ずっと仕事をもらえるように。

でも、そのお客様がついに仕事量を確保できなくなり始めた。

今のこの状況を打破するには根本の解決が必要。すなわち人口増加、所得増加、消費者意識変更、がなされなければならないわけで、そんなことはこの先起こりにくいと思ってます。

はっきり言ってこのままでは会社の存続が危うい。危ういというか確実に行き詰まる。

じゃあ、何をすればいいのか?

今の得意先との関係を終わらせて、他の得意先を探すのか?

それは違う気がします。短期的にそれで凌ぐことは可能だし必要なことかもしれないけど、根本の解決には至らない。いずれ頭打ちです。

時間がかかるかもしれないけど、長い目でみて今の内に動き始める必要があると思います。今からだと遅いぐらいかもしれないけど。

新しい市場の発掘

日本での仕事量確保が出来ないのなら、海外も視野に動く必要があると思います。人口1億強の市場から人口70億の市場へ移行する。日本の建材と共に世界へ行ければ最高だけど、施工店である私たちは職人だけが世界で勝負することも可能だと思ってます。

すでに海外からの問い合わせで瓦の輸出をしている瓦メーカーは多数あります。でも職人はほとんど海外に行っていません。材料だけが海を渡っています。

これって瓦の需要はある証明だし、瓦の価値をなにかしら発信していたからだと思います。職人の技術も立派な日本伝統価値なはず。手先が器用な日本人の職人技は世界を魅了する可能性は十分あると思ってます。

新しいビジネスモデルの創出

例えば屋根葺きロボット。ドローンで屋根を実測。ルンバみたいなロボットが適正な割り付けを考えて墨打ちをする。ロボットの動きに合わせて瓦を並べるだけで、自動で墨に合わせて調整し釘打ちをしてくれる。こうなると屋根屋じゃなくても仕事ができてしまいます。建設会社から屋根屋へ委託発注する必要がなくなる。

例えば雨漏れ感知する屋根。屋根面にセンサーを仕込んでおき雨漏れを感知すれば自動でメンテナンス会社へ通信される。雨漏れ箇所が事前に断定でき適正な処理法が瞬時に割り出される、とか。
瓦自体にセンサーを埋め込む。瓦の吸水率や外力などを常に計測。割れ、欠けや浮きなどが生じたら通報される。こうなると雨漏れ検査は屋根のプロにお願いする必要がなくなる。

とんでもないスピードで技術革新が起こっている現代でボーとしているとあっという間に取り残される。取り残されたと感じた時にはおそらく職を失っているんじゃないでしょうか。会社は倒産しているんじゃないでしょうか。

取り残される側になるんではなく、技術革新を起こす側にならないといけない。

そんなことを考えてると、のんびりしてる暇は無いなって心底思います。

動こう!なにが正解かなんて動かないとわからない。だから、動こうと思います!

以上

 

 

 

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渡邊智仁

渡邊智仁

代表取締役社長瓦寅工業㈱ 修繕の寅さん
私は昭和56年生まれの酉年で大阪生野の創業100年老舗瓦屋に生まれ育ちました。ずっと大阪にいる生粋の大阪人です。
関西大学卒業後は、瓦ではなくSIに興味を持ち㈱大塚商会のシステム販売営業マンとして7年間頑張りました。が、そろそろ親孝行をしようと思い始め、30歳を契機に瓦業界に飛び込みました。血筋のせいかすぐに瓦業界にも馴染み、営業と現場管理を経験し、今は経営に携わっています。
100年間、まじめにコツコツと建築に携わってきた【経験・知識・実績】】で皆様方の大事な家を守っていきたいと思います。

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