今日は1年前に瓦屋根の葺き替えをさせて頂いたお客様のところへ行ってきました。
工事完了時のブログはコチラ→【工事事例】釉薬和瓦から平板瓦に葺き替え
目的は1年経ったので、屋根の点検でした。きっちりしっかり工事をしたので、問題がある可能性は0に等しいのですが、1年目に点検することは非常に重要だと思っています。
1年経たないとわからないことがある
日本には四季があるから
屋根を葺き替えしたことで、1年通して問題がないかのチェックです。春は比較的穏やかな気候なので問題が起きることは少ないのですが、夏はゲリラ豪雨で雨漏れしていないか、台風で瓦の浮きが起きていないか。秋は落葉で雨樋が詰まっていないか。冬は冷気で瓦が凍害していないか、雪で瓦がズレていないか樋が潰れていないか。そんな事を目視とヒアリングで行います。
ここのお宅は雪が降る地域でしたが、特に問題は無かったとの回答でした。
葺き替えたことで夏を涼しく過ごすことが出来たと言って頂けました。理由は旧野地板の上に通気層をとって二重野地にしたからだと思います。
アンケート結果で嬉しかったこと
簡易的な10評価6項目のアンケートにお答えいただきました。
≪アンケート結果≫
1.オススメ度 10点
2.提案力 10点
3.コミュニケーション力 10点
4.価格 8点
5.マナー 10点
6.仕上がり 10点
全項目10点とはいきませんでした。が、価格8点は逆に嬉しかったのです。
コメントには「良い商品を選んだので、安くは無かったですが、丁寧に工事をして頂いたので決して高くなかったです。」と、書いて頂いていました。
これは本当に嬉しかったです。確かにうちは決して安いとは思いません。HPにもうちの強みは技術・知識・実績とうたっています。
うちよりも安く工事をする会社は探せばいくらでもあると思います。でも、うちを選んで頂けた。
屋根の葺き替えは決して安いお買い物ではありません。でも、一度葺き替えをすると瓦の場合は最低でも30年はもちます。目の前の安い工事よりも、長い目で見てしっかりきっちりと長持ちする工事を選んで頂き、そして評価頂いたことが凄く嬉しかったのです。
これからもお施主様が喜んで頂ける工事を御提供していきたいと思います。
以上

渡邊智仁
関西大学卒業後は、瓦ではなくSIに興味を持ち㈱大塚商会のシステム販売営業マンとして7年間頑張りました。が、そろそろ親孝行をしようと思い始め、30歳を契機に瓦業界に飛び込みました。血筋のせいかすぐに瓦業界にも馴染み、営業と現場管理を経験し、今は経営に携わっています。
100年間、まじめにコツコツと建築に携わってきた【経験・知識・実績】で皆様方の大事な家を守っていきたいと思います。
≪保有資格≫1級かわらぶき技能士・瓦屋根工事技士・瓦屋根診断技士・遮熱施工管理士・一般建築物石綿含有建材調査者

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