今からお通夜に行ってきます。暗い話題ですみません。
親族とか友達とかでは無いのですが、近い人のお通夜なんです。
仕事柄取引先の葬儀にはよく出ることがあるのですが、正直なところ亡くなられた方との面識がないことばかりでした。
今日のお通夜はうちを担当してくれていた足場屋さんの営業さん御本人。50歳前で健康にしか見えない方でした。
昨晩に一通のFAXが会社に届きました。その人本人が亡くなったなんて思いもしなかったので、ご両親の葬儀かなって思いました。
でも、名前は何回見直しても御本人…
一瞬なにも考えれない程の驚きでした。
社員はもちろんのこと私自身も何度か仕事してもらってたし、ややこしい現場の足場計画を一緒に考えたりした仲だったので悲しみでいっぱいです。
亡くなった原因は心臓か脳かわからないのですが、突然死だったことは間違いないようです。
命あることが当たり前と思ってた
私は今まで死にたいして真剣に考えたことがありませんでした。幸いにも身内や友人、知り合いの方で突然死された方はいません。
若くして亡くなられた方でも、病気が発覚して亡くなられるまで時間があった方ばかりです。
この営業さんは今日死ぬなんて1ミリも思わずに、いつも通り仕事に出かけて、いつも通り家族の元へ帰って、いつも通り会話をするはずでした。
それが、いきなり帰らぬ人となった。
まだまだ先の人生があったはずなのに。
やりたいこといっぱいあったと思います。
家族ともっと過ごしたかったと思います。
死ぬまでの時間がわかれば、感謝を伝えたい人がいっぱいいたと思います。
死ぬんだったら死ぬ準備をしたかったはずです…
もし自分が突然死したら…
今まで死について考えたことなんて、学生時代に深い河を読んだ時以来です。
もし自分が突然死したら…
そう考えると、なにのんびりしてんだ!って自分に怒りたくなります。
全力で生きてるか?
家族を大事にしてるか?
感謝の気持ちを伝えてるか?
親孝行はしたか?
残された人のことを考えてるか?
そんなことを思いました。
亡くなられた営業さんの御冥福をお祈り致します。

渡邊智仁
関西大学卒業後は、瓦ではなくSIに興味を持ち㈱大塚商会のシステム販売営業マンとして7年間頑張りました。が、そろそろ親孝行をしようと思い始め、30歳を契機に瓦業界に飛び込みました。血筋のせいかすぐに瓦業界にも馴染み、営業と現場管理を経験し、今は経営に携わっています。
100年間、まじめにコツコツと建築に携わってきた【経験・知識・実績】で皆様方の大事な家を守っていきたいと思います。
≪保有資格≫1級かわらぶき技能士・瓦屋根工事技士・瓦屋根診断技士・遮熱施工管理士・一般建築物石綿含有建材調査者

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