【必見】100年企業が伝授!屋根リフォーム・修理工事を依頼する前に知っておきたいコト

こんにちは。創業大正5年、100年を超える実績を持つ大阪の瓦屋です。4代目代表をしています渡邊です。屋根リフォームや修理工事を検討しているお客様とのやり取りの中で感じることがあります。それは、屋根の事ってあまり知られてないんだなってことです。そりゃそうですよね(笑)私も入社するまで全く興味無かったですから(笑)

屋根の葺き替えは100万円を超えることがほとんどなので、しっかりと検討した方がいいと思います。その為にも屋根リフォーム・修理工事を依頼する時に知っておきたいコトをまとめました。

①まず初めに、自分の家の屋根が何なのかを知りましょう

屋根の形状によって相談する業者が異なります

勾配屋根

屋根自体に勾配(傾斜)がついている屋根のことです。勾配屋根には雨水を建物の外に効率的に排出する為の屋根材が葺かれて(施工されて)います。形は様々で、切妻屋根・寄棟屋根・入母屋屋根・片流れ屋根などが代表的な屋根の形となります。

これらの工事は屋根工事業者が行います。
※屋根工事業者には、瓦を主とする業者と、板金を主とする業者があります。今では境は無くなりつつありますが、和瓦の場合は熟練した技能が必要となりますので、瓦を主とする業者(いわゆる瓦屋さん)にお願いしましょう。

陸屋根

陸屋根とは勾配がほとんど無い屋根のことです。一般的には屋上と呼ばれるところで、室外機が置かれていたり、洗濯物干しスペースがあったりします。陸屋根にはベランダと同じように防水工事を施し、排水口から雨水を建物の外に排出します。

これらの工事は防水工事業者が行います。 

家の屋根にはどんな屋根材が使われているか

陶器瓦

≪製法による分類≫

陶器瓦とはその名の通り陶器と同じように原料は土となります。土を成形し高温で焼き上げたものが陶器瓦と呼ばれます。

製法によっていぶし瓦と釉薬(ゆうやく)瓦に大別されます。

いぶし瓦はその名の通り、土を焼き上げ瓦になった後に燻す(いぶす)ことで瓦に炭素を染み込ませます。お寺や神社や和風の家に葺かれている瓦と言えばわかりやすいと思います。いぶし銀という言葉はココから来ています。

釉薬瓦は土を焼く前に釉薬(ゆうやく・うわぐすり)を塗ってから釜で焼き上げます。釉薬には金属粉とガラス粉が入っており、高温で金属粉が化学反応を起こし着色して、ガラス粉が溶けて表面をコーティングします。色が付いていて表面がテカテカした瓦を見ることがあると思いますが、これらは釉薬瓦となります。着色は表面のみとなりますので、釉薬を塗っていない部分はレンガのような土の色となります。

その他にも素焼き瓦や塩焼き瓦がありますが、現在ではほとんど使われていません。

≪形状による分類≫

J形(和瓦)

一般的には和瓦と呼ばれている形です。1400年前に百済から瓦が伝来し、その時の瓦は平瓦と丸瓦を組み合わせて葺く本葺瓦というものでしたが、江戸時代に平瓦と丸瓦が一体化しました。波のような形をしているのが特徴です。和風建築や社寺に使用されています。

F形(平板瓦)

フランス瓦が原型で一般的には平板瓦と呼ばれています。真平なモノから、小さな山が付いているモノまであり全て平板瓦という呼称で括られています。和洋問わず様々な住宅に使用されています。

S形(S瓦)

上丸と下丸を組み合わせて葺くスパニッシュ瓦が改良され一体化されたモノをS形(S瓦)と呼びます。洋風建築に採用されることが多いです。

セメント瓦

セメント瓦はセメントを型に流し込みプレス加工した瓦です。一見、陶器瓦との区別が難しいですが、セメント瓦は材料の性質上、経年により瓦表面に粉が噴いてきて、苔やカビが生えることがあります。特に北面(光が当たらない)が汚れやすいです。

類似したモノでモニエル瓦というものがあります。20年~40年前に戸建住宅で爆発的に普及した屋根材です。今では販売元が解散してしまい、以降は葺かれることが無くなりました。セメント瓦同様に苔やカビが生えやすいのと、表面塗装されているのですが色落ちすることが特徴です。

また近年ではKMEW(株)が開発したROOGAという瓦もあります。セメントに繊維を練り込み強度を増しており、軽量な屋根材となります。また特殊なトップコーティングをしており通常の塗料より比較的強いといわれています。

 

薄型化粧スレート

薄型化粧スレートとはセメントと強化繊維を主原料とした厚み5mm程度の板状屋根材のことで、一般的にはカラーベストと呼ばれます。市場はKMEW(株)の一強となっており、戸建住宅に広く採用されています。

 

アスファルトシングル

アスファルトシングルとはその名の通りアスファルトが原料となっており、表面に石粒が吹き付けられています。見た目はカラーベストと似ていますが、素材が柔らかく野地板に馴染むのが特徴です。

 

金属屋根材(板金屋根材)

金属屋根材と聞けばトタン屋根を思いだすかもしれませんが、トタンは錆びやすく長持ちしない材料で現在では使われなくなりました。新しく開発された錆びにくいガルバリウム鋼板がほとんどで、更に進化したエスジーエル鋼板に各メーカーは切り替え始めています。

その他にも塩害に強いステンレスや半永久的に劣化しないチタンや社寺建築で使われる銅板があります。

 

天然スレート

天然スレートとは天然のスレート(粘板岩)を薄い板状に加工したもので、多くは海外から輸入しています。非常に高額な商品となり、バブル期にゴルフ場や高級住宅街で使用されることが多かったのですが、最近ではほとんど採用されることが無くなりました。割れやすい材料なので、施工には高度な技術が必要となります。

②次に、屋根リフォームの目的を明確にしましょう

目的によって工事の内容が変わります。

「雨漏れしているから止めてほしい」
「瓦の欠片が落ちてきたから取り替えてほしい」
「色あせがしてきたので葺き替えてほしい」 など

特に重要なのは、『この先どれぐらいの年数を見据えて工事を検討しているのか』です。

例えば、あと5年後には建て替える予定
なのと、
子供が実家に戻ってきて一緒に住むので、この先も永く住む予定
とでは、工事の提案内容が大きく変わってきます。

葺き替え

葺き替え(ふきかえ)とは既存の屋根材を全て下ろし、野地板の補修・補強を行い、新しい屋根材で葺くことです。屋根を新築時に近い状態に戻すことができる為、葺き替え施工保証を付けることができます。

葺き直し

葺き直しとは既存の屋根材を全てまたは一部おろし、野地板の補修・補強を行い、下ろした瓦を再利用し葺き戻すことです。瓦自体の劣化が少ない場合はこのような方法をとることがあります。また文化財など屋根材自体に価値(歴史)がある場合は葺き直しを行います。

カバー(被せ葺き)

カバーとは既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せて葺くことです。但し、カバーできる屋根材には制限があります。

✔既存の屋根材→薄型化粧スレート、金属屋根材、アスファルトシングル
✔新しい屋根材→金属屋根材、ROOGA、アスファルトシングル

塗装

表面塗装が剥がれた屋根材を再塗装することです。薄型化粧スレートや金属屋根材に対して行われます。いぶし瓦、釉薬瓦は再塗装は出来ません。セメント瓦は再塗装可能ですが瓦専用の特殊な塗料が必要となります。

修理(修繕)

屋根材の割れや欠け、板金の穴あきなどを一部取り換えたり、上から重ねたりすることです。その他にも棟の積み替えや漆喰の塗替え、釘・ビスの打ち直しなどがあります。

補強

緊結材(釘やビス、銅線、葺き土)の劣化や、下地の劣化により屋根材の保持力が低い場合に、補強を行う工事です。

屋根リフォームで新屋根材に求める性能を屋根材別に徹底比較

耐久性:屋根材本体がどれ程もつのか

断熱性:屋根から小屋裏に伝わる温度がどれ程低いか

耐震性:地震の揺れに対してどれ程強いか

耐風性:台風などの風の力に対してどれ程強いか

遮音性:雨音がどれ程静かか

意匠性:デザイン性が高いか、選択肢が多いか

コスト:施工価格は高いか

メンテナンス性:メンテナンスサイクル

 

上記のように屋根材毎によって様々な特徴があります。
どの性能を重視するのか優先順位を決めて、自身が求める性能を持つ屋根材を選定することが大事です。

 

③失敗しない屋根施工業者を選ぶ時のチェックポイント

お住まいの地域で長年営業しているか?

施工品質という意味では長年の実績に勝るものはありません。その地域で長年営業している会社は当然ながらその地域で求められている会社ってことですし、長年培った知識・経験・実績は間違いがないでしょう。

工事業者を紹介するマッチングサイトがここ数年で多く出てきましたが、そのサイトに業者登録をするのは簡単で大した審査をしていないことが多いので、あまりお薦めしません。

紹介された業者が全くの素人だったという話はよく聞きます。運よく良い業者に当たればいいですが、自分で直接探すことをお薦めします。

屋根に関わる資格を取得しているか?

瓦屋根に関わる資格は3種類あります。これらの資格を持っているということはその道のプロってことです。

かわらぶき技能士(1級/2級)
国家資格であり瓦葺きに関する技術・知識を習得していることを示す資格です。

試験は学科と実技試験があり、両方を合格した者に与えられます。また受講には実務経験が必要で、2級は2年以上経験、1級は7年以上の経験もしくは2級取得後2年以上経過の必要があります。

瓦屋根工事技士
瓦屋根工事の管理者の資格で、構法・設計・施工・品質管理など幅広い知識を取得していることを示すものです。
かわらぶき技能士は実際に工事を行う職人の資格なのに対して、瓦屋根工事技士は職長や番頭、事業主に求められる資格です。こちらも受講には実務経験が3年以上必要となります。丸1日の講習を受け、後日学科試験があります。学科試験の中では一番難易度が高く合格率も非常に低くなっています。5年ごとに資格更新があります。

瓦屋根診断技士
瓦屋根の診断における専門的な技術・知識を習得していることを示すものです。上記「かわらぶき技能士」と「瓦屋根工事技士」の両資格を持ち合わせたものしか受講することのできない、いわば上級資格と言えます。
半日の講習を受講し、最後に学科試験を受ける必要があります。5年ごとに資格更新があります。

建設業許可(屋根工事)を取得しているか?

実は500万円未満の工事であれば、建設業許可は要らないのです。一般的な住宅の屋根葺き替えとなるとほとんどの場合が500万未満で収まると思います。要するに建設業許可証を持っていない素人でも工事が出来てしまうということです。裏返すと建設業許可(屋根工事)を持っている会社はその道のプロってことなので、建設業許可(屋根工事)を持っている会社に依頼するのがいいでしょう。

工事内容を細かく説明してくれているか?

工事の内容を行程に沿ってしっかりと説明してくれる業者は信頼できます。プロだからこそ自信を持って説明できますし、必要な工事だからこそ見積に明記しています。

見積金額は高過ぎず、安過ぎないか?

数社に見積をお願いして比較することもあると思います。高すぎる見積は論外ですが、安過ぎる見積も要注意です。安い材料を使用されたり、工事の途中で追加料金を請求されたりすることがあるようです。

親身になって相談に乗ってくれているか?

やはり業者選びに大事なことは、親身になってくれているかどうかですね。お客様の要望を聞かずに提案を押し付けてくる業者も多々あると聞きます。営業さんとの相性が合う業者を選びましょう。

 

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渡邊智仁

渡邊智仁

代表取締役社長瓦寅工業㈱ 修繕の寅さん
私は昭和56年生まれの酉年で大阪生野の創業100年老舗瓦屋に生まれ育ちました。ずっと大阪にいる生粋の大阪人です。
関西大学卒業後は、瓦ではなくSIに興味を持ち㈱大塚商会のシステム販売営業マンとして7年間頑張りました。が、そろそろ親孝行をしようと思い始め、30歳を契機に瓦業界に飛び込みました。血筋のせいかすぐに瓦業界にも馴染み、営業と現場管理を経験し、今は経営に携わっています。
100年間、まじめにコツコツと建築に携わってきた【経験・知識・実績】】で皆様方の大事な家を守っていきたいと思います。

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